呼吸器に起こる急性炎症のうち主としてウィルスによるものを総称して風邪と呼んでいます。過労などの原因で抵抗力が落ちている時には風邪をひきやすくなります。
風邪が重症化すると肺炎などに移行することもあります。
まずは体力を回復させるために、しっかりと休養をとりましょう。
症状がつらい場合には無理をせず、医療機関を受診してください。

こんな症状がある場合は医療機関を受診しましょう。
□発熱が続く。
□全身がだるい。
□悪寒がする。
□呼吸をするとゼーゼー、ヒューヒューといった音がする。（喘鳴）
□激しい嘔吐、下痢。

過労などで抵抗力が落ちているときにウィルスや細菌の侵入により、体内で炎症を起こすことで風邪の症状が出現します。気管支炎や扁桃炎などの症状が同時並行的に発生することで風邪といわれる状態になります。

内服薬の服用と吸入（ネブライザー）により治療が行われます。
重症化している場合には点滴を実施することもあります。
風邪の治癒には自己免疫力を回復させることが最も重要ですので、薬を飲んだからと言って安心せず、安静にしてしっかりと休養することが必要です。
鼻水、咳、痰、喉の痛みなどの風邪の諸症状は、ほとんどが耳鼻咽喉科が専門とする領域に属しています。中耳炎や副鼻腔炎を引き起こすことも多いため、過去にかかったことがある方は耳鼻咽喉科を受診して、中耳炎や副鼻腔炎の併発を予防されることをお勧めします。