花粉症とは
アレルギー反応はその原因となる物質である「アレルゲン」によって引き起こされます。
その中でもスギやヒノキなどの植物から飛散した花粉がアレルゲンとなって引き起こされるくしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状を花粉症と呼びます。
また、アレルゲンとなる花粉が飛散する時期にだけ症状があるため、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。
こんな症状がある場合は花粉症を疑いましょう。(風邪の場合を除く)
□くしゃみや鼻水が止まらない。
□ひどい鼻づまり。
□のどがイガイガする。
花粉症の原因
人間の体には外部から侵入した異物を排除しようとする免疫システムが備わっています。
この免疫システムが花粉を異物と認識し、過剰反応を起こすことでアレルギー性鼻炎を引き起こします。
アレルゲンとなる花粉のうち、最も多いのがスギ花粉です。
例年、花粉の飛散量や飛散時期には差があり、また花粉によって飛散する時期にもズレがあります。
花粉症の治療
花粉症の治療には、その症状を抑える対症療法と、アレルギーそのものの根治を目的とした根本療法があります。
対症療法では内服と吸入(ネブライザー)治療で、鼻のアレルギー症状を抑えます。
服用するお薬は生活スタイルやアレルギー反応の強さによって使い分けます。
内服と吸入(ネブライザー)で効果が見られない場合には、外科的な処置を行うこともあります。
根本療法に関しては、アレルゲンがスギ花粉である場合に有効で、スギ花粉のエキスを少しずつ摂取して免疫をつけることでアレルギー反応が出にくい体質に改善します。